一般的な屋根材の種類


耐震性について
昔と違って頻繁に各地で起こっている地震は、いつ自分の身近で起きてもおかしくない時代になっています。
だからこそ、地震が起こる前に対策を施して、安心な生活をおくる事をおすすめします。日本住宅の大半に使用されている日本瓦は、一枚あたり約60kgあるのに対して、おすすめする金属瓦は約6.7kg。約10倍もの重量差があります。
屋根を金属瓦にする事によって「開かなかった戸が開いたよ!」というお客様のお声もいただきました。従来の日本の屋根は、強風で屋根が飛ぶのを重さで押さえていました。そのため柱に大負担がかかり、家の寿命を短くしています。更に屋根が重いことで家の重心が高くなり、地震の際には横揺れの力が大きく加わって、建物が倒壊する危険性を高くしています。
リフォームBefore After

屋根工事の流れ

アスベストについて
現在、多くの住宅に使用されているスレート屋根。実は、以前に製造されたスレート屋根には、微量ながら重大な健康被害で社会問題になっているアスベスト(石綿)が含まれています。アスベスト粉塵により引き起こされる肺ガンの健康被害が判明するにつれ、世界的に使用の規制・禁止がなされました。現在対策の遅れた日本では、その被害の大きさが明るみになるにつれて大きな社会問題になっています。アスベストによる中皮腫発病は肺に吸い込んでから30年以上経ってから発病するケースが多いです。さらに関連作業のアスベスト暴露者は数百万規模とも言われ、直接アスベストに携わっていない人でもアスベスト使用材からの飛散による暴露によって、被害者はさらに増加するだろうと言われています。
金属瓦上葺きのおすすめPOINT
瓦屋根の上葺きとは、既存屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を施工する方法である。これは、屋根材の撤去がいらず工事の工期を短縮でき、コストを抑えられます。また、屋根が二重になることで、遮熱性・防音性が向上します。既存瓦の撤去作業によるアスベスト飛散なども防止できます。また、金属瓦自体に断熱材が入っており、健康にも良いこの方法をぜひご検討ください。
記事の監修者

設計士
西村佳晃
一級建築士 / 一般耐震技術認定者 / 宅地建物取引士
建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。
建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。