リフォームコラム

住宅ローンの借り換えでリフォーム費用を捻出

家を建てたときの住宅ローンの返済が残っているけれど、そろそろリフォームの時期が近づいてきた。そんな方に一度検討していただきたいのが、住宅ローンの借り換えです。うまく借り換えることができれば、月々の返済額を増やしすぎることなく、リフォーム資金が捻出できるかもしれません。

住宅ローン借り換えを活用してリフォームするメリット

今返済している住宅ローンと、新たなリフォーム資金をひとつにまとめて、住宅ローンの借り換えを行うという方法。こういったプランは「借り換えローン<リフォーム資金セット型>」などの商品名で、大手銀行から地方銀行、ネット銀行まで数多く出ています。

古くなった家の修繕や増改築など大がかりなリフォーム工事をするとき、多くの方がリフォームローンを活用しようと考えるのではないでしょうか。しかしリフォームローンは新築時の住宅ローンに比べて借入期間が短く、金利も2~5%と高めです。低金利の住宅ローンにリフォーム資金を合わせて借り換えることで、住宅ローン+リフォームローンに比べて月々の返済が楽になる可能性があります。

住宅ローン借り換えのシミュレーション

では参考例として、具体的な数字で借り換えのシミュレーションをしてみましょう。

現在の住宅ローン

10年前に30歳だったAさんは、60歳までに完済できるように返済期間30年で2,500万円の住宅ローンを組みました。現在、毎月の返済金額は約9.9万円。残債約1,863万円を、残り20年で返済していく予定です。

【現在の住宅ローン】

  • 残債:約1,863万円
  • 金利:2.49%
  • 残りの返済期間:20年
  • 毎月返済額:約9.9万円

借り換えをおこなうと

これを手数料まで含めた実質金利0.61% に借り換えると、毎月の返済額は約8.2万円にダウン。月々の差額が約1.7万円となります。

【借り換え後(リフォーム費用含まず)】

  • 残債:約1,863万円
  • 金利:0.61%
  • 残りの返済期間:20年
  • 毎月返済額:約8.2万円

リフォーム費用とまとめて借り換えると

ここでリフォーム費用600万円を合算して、1本の住宅ローンとして借り換えをするというシミュレーションをしてみましょう。

【借り換え後(リフォーム費用を合算)】

  • 残債:約2,463万円(1,863万円+600万円)
  • 金利:0.61%
  • 残りの返済期間:20年
  • 毎月返済額:約10.9万円

この条件で計算してみると、毎月の返済額にプラス1万円するだけで、リフォーム費用600万円を捻出できるという計算になります。住まいの古い部分を修繕したり、使いづらい設備を交換したりして、暮らしをもっと快適にできれば、そのままローンを返し続けるよりとてもお得ですよね。

残債金利返済期間毎月返済額差額
現在の住宅ローン1,863万円2.49%20年9.9万円
借り換えのみ1,863万円0.61%20年8.2万円-1.7万円
借り換え+リフォーム2,463万円0.61%20年10.9万+1万円

住宅ローンを借り換えるときの注意点

最後に、リフォーム費用を含めて住宅ローンを借り換えるときの注意点について解説します。

別の金融機関でしか借り換えはできない

住宅ローンの借り換えは、基本的に今借りている金融機関とは別の銀行などで借りることになります。同じ金融機関で金利を下げるためには、個別に条件変更の交渉が必要です。

手数料まで含めたシミュレーションを

住宅ローンを借り換えるときには金利差が気になるものですが、借り換え時にかかる事務取扱手数料や保証料も含めて考えるようにしましょう。ちなみに先ほどのシミュレーション例では、手数料まで含めた実質金利で計算しました。金融機関のなかには、手数料が少ないもしくは0円というところもあるので、トータルで条件が良いところを探してみましょう。

大幅に収入が減っていると借り換えは難しい

新しく住宅ローンを組むときと同じように、借り換えのときにも年収負担率の上限は決まっています。そのため大幅に収入が減ってしまった場合は、審査に通らないこともあります。住宅ローンの返済が滞っていたり、健康状態が悪くなったりしている場合も、厳しくなる可能性があるでしょう。また担保となる家の資産価値が極端に下落していて借り換えできないケースもあります。

まとめ

うちにはまだ住宅ローンの残高があるから……そうやってリフォームの予算を削るのではなく、住宅ローンの借り換えをうまく活用してリフォーム予算を捻出するのも1つの手です。ただし借り換えの諸費用を含めても、金利差で得になるのかどうか、事前にしっかり確認することが大切です。スペースアップではこういった資金計画のアドバイスもさせていただきますので、「リフォーム費用が捻出できない」「住宅ローンがまだ残っている」という方もぜひご相談されてくださいね。

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