リフォーム豆知識

窓にはどんな種類がある?採光や通風の違い

出典/LIXIL

「窓の使いやすさを改善したい」「窓サッシが古いのでお部屋に合わせたデザインの窓にしたい」そんなときに検討される窓リフォーム。一口に窓といってもさまざまな種類があり、使いやすさや採光、通風、防犯性、気密性なども種類によって変わってきます。

今回は窓の代表的な種類を8つご紹介し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。お住まいに最適な窓の種類を決めるときの参考にしてくださいね。

窓の種類➀左右にスライドする「引違い窓」

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日本の窓で最もベーシックなのが、左右にスライドする「引違い窓」です。障子やふすまのような構造をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。

引違い窓のメリット

サイズ豊富

どんな場所にも使いやすく、サイズ豊富で低コストな引違い窓。開口部が大きくとれるので、庭へ出入りする掃き出し窓としてもよく使われます。すっきり見せたいときには、床との段差がないノンレールサッシを選ばれるのもおすすめです。

簡単に開閉できる

横にスライドするだけなので、お子さんから高齢の方まで簡単に使えます。大きく開いたり、小さい隙間だけ開いたりと、開閉具合を調整できるのもメリットです。

通風、採光性が抜群

大きく開いて、たっぷりと空気を取り込めます。大きなサイズもあるので、自然光で明るくしたいリビングなどにも最適です。

引違い窓のデメリット

気密性が低め

左右に滑らせる引違い窓では、どうしても左右に隙間が空きやすくなります。

防犯性に不安も

大きく開くので、外からの侵入を防ぎにくいというデメリットも。ロックし忘れないようにしましょう。

窓の種類②上下にスライドする「上げ下げ窓」

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上下2枚の窓が並んでいて、上下にスライドして開くタイプ。上が固定されていて下のみ動く「シングルハング」、上下どちらも動く「ダブルハング」と2種類に分かれます。

上げ下げ窓のメリット

おしゃれな洋風の家に

上げ下げ窓は、欧米で使われることが多く、洋風な外観の家におすすめです。気密性も高く、外の暑さ寒さ、騒音などの影響を受けにくい家づくりにつながります。

防犯性が高い

縦長で横幅が狭く、開閉もしづらいので、外部から侵入しにくいメリットも。より防犯性を求めるなら、小さめサイズでロックが空けにくいものを選ばれると安心です。

上げ下げ窓のデメリット

価格が高め

左右の引き違い窓に比べて、価格はやや高めです。

2階以上は掃除しにくい

室内から掃除しようとすると、ガラスの外側は1面しか拭くことができません。2階以上に設置される場合、掃除が少し大変になります。

開閉が難しい

小さいお子さんや高齢の方には開閉しにくいかもしれません。逆に、お子さんが勝手に開けて落下する危険が少ないとも言えます。

窓の種類③上枠を軸に外へ開く「すべり出し窓」

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上の一辺を軸にして、外側にすべり出すように開くタイプの窓です。視線を遮りながら換気できるので、トイレや浴室などの換気窓にも向いています。

すべり出し窓のメリット

雨が降り込みにくい

開いた窓が屋根のようにかぶさるので、雨の日にも窓を開けやすいのがメリットです。

プライバシーが保てる

くもりガラスのすべり出し窓なら、少し開けただけでは外から室内が見えません。トイレや浴室の換気窓など、空気を入れたいけれど防犯面が心配な場所に向いています。

すべり出し窓のデメリット

風は入ってきにくい

どちらかというと換気はしにくい窓になります。通風を重視したいなら、引違い窓など大きく開くタイプの窓のほうが良いでしょう。

掃除しにくい

開口部が小さいタイプだと、内側からの掃除は難しいです。掃除を簡単にしたいなら、90度くらい開く商品を選ばれるのがおすすめです。

窓の種類④左右を軸に外へ開く「縦すべり出し窓」

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縦すべり出し窓は、左右の1辺を軸にして、外側へすべり出すように開くタイプです。

縦すべり出し窓のメリット

風を取り込みやすい

縦すべり出し窓の最大のメリットは、風を取り込みやすい形状です。家に沿って風が吹いているとき、引違い窓ではなかなか風が入ってきにくいのですが、縦すべり出し窓ならガラスに風があたってうまく室内へ取り込めます。

掃除しやすい

90度くらい開くタイプなら、窓の外も掃除しやすいです。同じ縦長の上げ下げ窓は掃除しにくいので、ここが大きく違う点でしょう。

縦すべり出し窓のデメリット

強風であおられる

風をキャッチするということは、逆をいうと突風や強風には弱い構造ということになります。高層でない限り神経質になる必要はありませんが、半分開けた状態でロックできる機能がついていると安心です。

窓の種類⑤開閉しない「FIX窓」

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ガラスがはめ込まれただけの、開閉できない窓です。通風はできないので、外の景色を眺めたい、たっぷり自然光を取り入れたい場所に設置しましょう。

FIX窓のメリット

費用が安い

開閉機能のある窓に比べて、費用は安いです。

デザインが豊富

FIX窓には丸型や台形など色んなデザインがあります。窓枠や鍵などもないので、お部屋の中も外観もスッキリと見せることができます。

防犯性が高い

開閉しないので、ガラスを割られない限りは外から侵入される心配がありません。小さなお子さんが落下する心配もないので、2階以上の高い位置にもおすすめです。

FIX窓のデメリット

開閉できない

開閉できないので、換気したい場所には不向きです。掃除も外側からするしかありません。

窓の種類⑥内側に倒して開く「内倒し窓」

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下側を軸にして、室内側へ倒して開く窓です。窓の開閉に制限がある場所によく使われます。

内倒し窓のメリット

隣家とのスペースが不要

室内側に倒すので、隣家とのスペースが狭かったり、家の外に障害物があったりしても設置できます。

防犯対策や落下防止に

ストッパーがついていて小さくしか開かないので、お子さんの落下防止や防犯対策にも効果的。トイレや浴室など、換気は必要だがあまり大きく開けたくない場所に向いています。

内倒し窓のデメリット

カーテンは邪魔に

内側に開くので、カーテンやブラインドなどは設置しにくいです。視線が気になるなら、曇りガラスなどを選ばれると良いでしょう。

窓の種類⑦外側に倒して開く「外倒し窓」

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内倒し窓とは逆に、外側へ倒して開くタイプです。煙や湿気を逃がす窓として、高い位置に取り付けられることが多いです。

外倒し窓のメリット

空気が外へ流れる

お部屋の空気が外へ流れ出す形状で、煙や湿気をスムーズに逃がすことができます。

防犯対策や落下防止に

こちらも一定以上開かないようなストッパーがついているものが多く、プライバシー保護や防犯性が高いです。

外倒し窓のデメリット

外側にスペースが必要

内倒し窓に比べると、外側にはある程度のスペースが必要です。

窓の種類⑧フルオープンの「折りたたみ窓」

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窓をパタパタと折りたたんで、全開にできる窓です。イメージとしては、クローゼットの扉のような開閉方法です。

折りたたみ窓のメリット

大きく開ける

開口部を大きくとれるのがメリット。引違い窓は収納する部分が必要ですが、折り畳み窓なら壁面いっぱいに開くことも可能です。庭やテラスとの間の掃き出し窓に使うと、非常に開放感のある空間をつくることができます

折りたたみ窓のデメリット

価格が高め

同じサイズの引き違い窓に比べると、価格は高めになります。色やデザインの種類も少なめです。

指をはさむ危険性

折りたたんだ部分に指をはさむ恐れがあります。指をはさんでもケガしにくいような構造になっている商品を選ばれると良いでしょう。

非防火・防火の違いにも注目!

住まいの安全を守るのに効果的なのが、ガラスに金網が入った「防火窓」です。非防火のガラスは火災が起きると熱で変形して割れてしまうので、一気に外の空気が入ってきたり、隣家へ延焼したりする危険があります。防火窓はガラスの熱での変形を防ぐので、火災の被害が広がるのを抑えてくれます。

特に建築基準法で定められた防火地域・準防火地域では、延焼の恐れがある部分に防火仕様の窓を使わなければならないというルールがあります。リフォームの際には、窓のデザインだけでなく防火性能についてもチェックしましょう。

まとめ

今回はさまざまな窓の種類を紹介しました。採光や通風、掃除のしやすさ、防犯性などを考えて、必要に応じたデザインの窓を選ぶことが大切です。

しかし「この場所にはどの種類の窓にしたら良いのかな?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。スペースアップでは、住まいや暮らしに合わせた窓リフォームをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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