リフォームコラム

【リフォーム】知らないと怖い外壁塗装の基礎知識

こんにちは、スペースアップです。外壁塗装を依頼したいと思った時、業者選びで悩む方は多いのではないでしょうか。

デザインリフォームとは違い、専門知識がなければ、外壁塗装の仕上がりや性能の違いはわかりません。だからといって、価格だけで比較して業者を選ぶと、あとで後悔してしまう可能性があります。

たとえば、建物の構造部分に水分が含まれていた場合、そのまま塗装すると余計に腐敗が進んでしまいます。とはいえ、ぱっと見では構造部分の状態はわからないことや、塗装後は外見上はきれいに見えることから、安い業者は構造部分の水分量を調査せずにそのまま塗装することも多いのです。

腐敗が進んだ結果、大型リフォームが必要になり、かえってお金がかかってしまうケースも少なくありません。

また、塗料の希釈率にも注意が必要です。希釈率とは、塗料をどのぐらい溶液で薄めるかという割合のことです。メーカーは、性能がきちんと発揮される希釈率を塗料ごとに公表しています。

しかし、安い業者の場合は指定された希釈率以上に濃度を薄めている場合があります。希釈率を守らなくても、見た目上は綺麗に仕上がりますが、塗料が持つ本来の性能は発揮されません。

さらに、塗料を塗る回数にも注意が必要です。塗料は、三度塗りが基本です。下塗りを2回行い、トップを綺麗に仕上げることで、長くもつ外壁になります。二度塗りだけで終わると、数年後に再び塗り直しが必要になることもあります。

三度塗りが基本とはいえ、外壁塗装の知識がない人も多いことから、二度塗りで終わらせてしまう業者も多いので注意してください。

スペースアップでは、水分計を用いて徹底した現場調査を行い、外壁の状態が悪化した根本原因を探ります。その後、下地の取り換えも含めて、さまざまな選択肢を検討し、長く快適に住むための最適なご提案をします。

当然ですが、希釈率はメーカー指定の割合を遵守し、三度塗りを徹底しています(ただし、外壁の質感によっては薄く二度塗りした方がいい場合もあり、その際にはきちんと説明のうえ二度塗りを行います)。

外壁の材質によって、適した塗料やローラーは異なります。スペースアップでは豊富な実績をもとに、塗料やローラーについても丁寧なアドバイスを行っています。

外壁塗装の塗り替えを考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

記事の監修者

設計士

西村佳晃

一級建築士 / 一般耐震技術認定者 / 宅地建物取引士

建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。

建物の構造に関する判断を行い、 地震に強く、安心して住める『強い家』を設計。プランナーの提案する図面を建築基準法に基づいた設計基準に照らし合わせ、 必要な補強を行い、採光などバランスの一番良い設計図面として仕上げます。