玄関ドア交換は、外装リフォームと同時に行うことで美観や機能性を一気に高められる最適な選択です。デザイン性向上に加えて、採光や通気性、防犯性、断熱性など多彩なメリットを同時に実現できます。築年数が経過して暗くなった玄関や冷暖房効率が気になるご家庭でも、玄関ドア交換を行えば日々の快適性が大幅にアップします。この記事では、リノベーションの視点も交えながら、玄関ドア交換のポイントと種類について詳しくご紹介します。
玄関ドアを交換するメリット

防犯性や通気性を高めたり、おしゃれな印象になったりと、玄関ドアを交換するメリットはさまざまです。
外観のイメージアップ
塗り替えで屋根や外壁がきれいになると、玄関ドアの古さが目立ってしまうことがあります。古いドアを交換して新しくすれば、お家の雰囲気がより素敵になるでしょう。
玄関ドアのデザインは、シンプルなものや木目調のもの、ステンドグラスなどさまざまです。外壁や屋根のデザインに合わせておしゃれなものを選べば、外観のイメージアップにつながりますよ。
シンプルモダン

ナチュラル

和風

洋風

明るく風通しの良い玄関に
「重厚感のある玄関ドアを選んだけど、実際に住んでみると玄関が暗すぎる」など、住んでみないと分からないことは多いですよね。リフォームは生活の中の不便を解消するチャンスです。
例えばガラスが入った玄関ドアに変えれば、暗かった玄関に光がはいって明るく開放的に。
ドアを閉めたまま風を通せるタイプの玄関ドアを選べば、通気性が良く湿気を防止することもできます。こまめな換気ができるので、コロナの感染予防対策にもおすすめです。
コロナの感染予防対策にもおすすめです。
採光(腰窓)

採光(スリット)

採風

外の寒さを室内に入れない
冬場、部屋から廊下や玄関に出たとき「寒い!」と感じたことは誰しもあるはず。逆に夏場、クーラーの効いた部屋からでるとムワッと暑い…なんてこともありますよね。
玄関ドアを断熱性能の高いドアにすれば、玄関や廊下のヒヤッとした寒さや夏場の暑さを抑えられます。お住まいの地域にあわせた断熱性能をもったドアを選びましょう。
防犯性が高まる

最近は、ホテルの部屋で使うようなカードキータイプや、車の鍵のようにボタンひとつで鍵が開くタイプ、またドアノブに触れるだけで解錠できるタイプなどさまざまな鍵があり、玄関ドアを取り替えるだけで防犯性も高まります。
このような電気鍵は、表に鍵穴が出てこないのでピッキング被害にあいにくいのもメリット。電気鍵以外にも、鍵が上下2個ついているタイプであれば解錠に時間がかかる為、泥棒からも狙われにくく安心です。
玄関ドアの種類
「玄関ドア」と一口でいってもバリエーションが多く迷ってしまう方も多いかもしれません。
大きくわけると「開き戸」と「引き戸」の2種類。そこから、さまざまな種類に細分されます。
家族構成やライフスタイルに合わせて、次につける玄関ドアの種類を考えましょう。
開き戸

開き戸とは、扉にハンドルやレバーを取り付け、押したり引いたりすることで扉を開閉するドアのことです。一般的に多く使われている種類のため、「玄関ドア」と言えばこの開き戸タイプを想像される方が多いのではないでしょうか。
戸建ての他、マンションなどの集合住宅にも多く使われています。
ドア1枚のシンプルなものから、親子ドアと呼ばれる大きさの異なるドアを2枚つけるタイプ、同じ大きさのドアを2枚つける両開きタイプなど、種類はさまざまです。
片開きドア

- シンプル
- 価格も手頃
- デザインはさまざま
両開きドア

- 開口部が広くとれる
- 重厚感のある外観に
片開きランマ付き

- ランマ=上部の開口部
- 採光がとれて明るい玄関に
親子ドア

- 小さなドアがセット
- 子ドアを開けられる
- 開口部が広くとれる
片袖ドア

- 片側にガラス部分あり
- 袖部分は開けられない
- 玄関が明るくなる
両袖ドア

- 両サイドにガラス部分あり
- 袖部分は開けられない
- 玄関が明るくなる
引き戸

引き戸とは、扉を横に動かして開閉するドアのこと。昔ながらの日本家屋に用いられることの多かったドアです。2枚の扉を互い違いにつけ両方動かせる「引き違い戸」や、片方だけが動かせる「片引き扉」などがあります。
最近はモダンなデザインの商品もあり、玄関を広く使うことができると人気がでてきています。ベビーカーや車イスなどの大きなものの出し入れもしやすくなりますよ。
玄関リフォームを検討されている方のなかには、「開き戸→引き戸に変更したい」と考えている方もいますよね。車椅子を使うようになった、玄関を広く使いたいなど、さまざまなきっかけがあるかと思います。
もし現在の玄関が開き戸でも、外壁部分に扉1枚分のスペースが余分にあれば、引き戸のスタイルにリフォームできるかもしれません。
まとめ
外装リフォームとともに玄関ドアを交換することで、家のおしゃれ度がアップ。防犯面や通気性など機能面も向上させることができます。扉の種類によっても使い勝手に違いがでてくるので、自分たちにとって一番使いやすいものを選びましょう。
玄関ドアのリフォームは、今ついているドアのサイズや玄関のスペースなどによって、どんなものに変更できるかが変わってきます。「引き戸にしたい」「外観に合わせたデザインにしたい」などぜひご相談ください。
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記事の監修者

リフォームプランナー
鈴木淑子
二級建築士 / インテリアコーディネーター
お客様の要望に応えるべく、プロの目線と女性の目線を掛け合わせて、様々なプランをご提案。ご要望を反映した図面や完成予想図を見ながら細かく話し合い重ね、理想を超える住まいをデザイン。間取りや動線、インテリアデザインまで、幅広く理想の暮らしを叶えるためのポイントを、わかりやすくお伝えします。
お客様の要望に応えるべく、プロの目線と女性の目線を掛け合わせて、様々なプランをご提案。ご要望を反映した図面や完成予想図を見ながら細かく話し合い重ね、理想を超える住まいをデザイン。間取りや動線、インテリアデザインまで、幅広く理想の暮らしを叶えるためのポイントを、わかりやすくお伝えします。